現夫
「お待たせ。
サンドイッチとお茶を
買ってきたよ。
エマ、もう少し歩けるかい?」
エマ
「うん、パパ!」
そう言ってエマはその男性の足に
嬉しそうにしがみついた。
元夫
「え…?パパ?
…は?何?」
元夫は困惑をしていた。
現夫
「もしかして、
この人って…トウ子の…?」
と心配そうに私の顔を
覗き込む男性、つまり現夫に、
私
「そう、前夫。
たまたま会ったの」
と掻い摘んで説明。
私は元夫に向き直り、
私
「そういうことで、
私は2年も前に再婚してるの。
エマのパパはちゃんといるわ」
と告げた。
元夫
「そ、そんな…!
もう再婚だなんて…」
と元夫はショックを
受けていたようだが、
私
「あなたに
未練タラタラでウジウジと
暮らしているとでも思った?
お生憎様」
私
「さ、行きましょう」
とエマと現夫を促し、
元夫を置き去りにして
公園に遊びに行った。
元夫はそこで諦め…なかった。
その日から頻繁に
電話やLINEを入れて
しきりに…