義両親の帰宅後、
私はかねてより考えていたことを
夫に切り出した。
私
「ねえ、エマの容姿のことを
どうこう言うのって
どうにもならないの?」
夫
「俺は正直に言ってるんだ。
だいたい、こんなブスが
『可愛い、可愛い』って
おだてられて、
勘違い女になったら困るだろ!」
と、ここでも夫は
自分の主張を曲げない。
私
「わかった…
あなたの言動は
改まらないでしょうね。
それならエマの成長に悪影響だわ。
悪いけど離婚して」
夫
「うはwまじ?ww
やった!俺もこんなかわいくねぇ
やつの親だと思われるのは
めちゃくちゃ嫌だったんだよ!
可愛い嫁さんを見つけて、
可愛い子を作ってやり直すから、
離婚は俺も助かる!w
さんきゅー!w」
と言って喜んだ。
こうして私と夫の離婚は
実にアッサリと決まった。
私は実家に戻り、両親の助けを
借りながらエマを育て、気づいたら
3年が過ぎようとしていた。
ある日、外出中に、
元夫
「あれ?もしかしてトウ子か?」
と声を掛けられた。