モラハラ

我が子に暴言を吐く夫と離婚した結果【3】

 

夫は某有名ゲームのキャラクターを

例に挙げた。

 

仮にも我が子、しかも女の子に

対してそれはない。

 

思えば、夫は

付き合っているときから

美意識にうるさく、ルッキズムと

言われても仕方ない言動を

とることがままあった。

 

例えば、通りすがりの

ふくよかな女性に対して、

 

「おい、トウ子w今の女見たか?

すんげーデブ!!デブスw

よくあんなんで

外に出てこられるよな。

俺だったら引き籠るレベル!ww」

と聞こえよがしに

言ったりすることもあった。

 

当時の私も、

「…そういうこと、

言うもんじゃないよ」

と窘めたが、夫は、

 

「は?w

何、偽善者ぶってんだよw

お前だって

心の中で思ってんじゃねーの?

俺は自分に正直なだけ!」

と言って受け流されてしまうのだ。

見ず知らずの他人だけではなく、

その外見至上主義な主張をまさか

年端も行かぬ我が子に向けるとは、

不覚にも予想していなかった。

 

エマが言葉を理解する前に

何とかしないと、父親から容姿を

貶されて育ち、

自信を無くしてしまった、

トラウマになっているという

女の子の話はネットの上だけでも

履いて捨てるほどあるのだ。

 

しかし、残念ながら夫の考えは

変わらなかった。

エマが4ヵ月を迎えた頃、

隣県に住む義両親が尋ねてきた。

私と義両親は

良好な関係を保ち続けていた。