夫
「悪かった!俺はお前と息子と、
この村で暮らしたい!
浮気なんて2度としない!
一時の気の迷いだったんだ!」
それまで黙っていたショウママも
ここぞとばかりに便乗する。
ショウママ
「離婚だなんて、
冗談はやめてよ。
あなたと別れて、私とショウが
2人で生きて行けると思う?
子どもを見放すなんて
父親のすることじゃないわ!!」
ショウパパ
「誰がショウを
手放すと言った。
あの子は俺の子だ。
出ていくのはお前ひとりだ。
俺は息子に対しては父親としての
責任は果たすつもりだが、
別れた女房のことなんて知らん。
好きにすればいい。
何か言いたいことがあるか?
なら、実家で話し合おう」
そう言い捨てる一方、
私たちにきっちりと一礼をしてから
ショウパパは去っていった。
ショウママは号泣。
夫はフリーズして動けない。
私
「じゃ、私もお暇いたします。
今後のことは弁護士を通じて
ご連絡いたしますね」
私も義実家を立ち去ろうとすると、
夫が、
夫
「うおおおお!トウ子ぉ~!」
と両手を広げて
抱き着いて来ようとした。