私
「えっ…
お義母さんからだ…」
夫
「俺が出ようか?大丈夫?」
私
「大丈夫!
私が出るよ!」
意を決して電話に出る。
もう私は母親だ。
今までのか弱い私とは
一味違う。
私
「はい…」
義母
「キヌ子ちゃん
お久しぶりね?
子どもができたって
聞いたわよ!
どう?体調は!」
私
「はい。とても順調ですよ」
義母
「あら!そうなの!
私たちが厳しくしたおかげね!
散々支えてあげたもの!
母親はそうやって
強くなるものなのよぉ」
私
「いいえ。それは違います。
強くしてくれたのはこの子達。
支えてくれたのは
リュウジです!
あなたたちからは
何もしてもらってません」
義母
「あ、あなた…!!!
何てこと…言うの!?!?
せっかく電話してあげたのに
その態度は何!!!」
今回も私にマウントを
取るつもりだったのか…
まぁ、今となっては
懐かしい気持ちにすらなる。
以前と変わらない口調や上から
目線のアドバイスに
私は初めて反論をした。
さらに私の反撃は続く。