詰め寄ってくるオッサン衆。
アンナ先生オロオロ。
ケンジ先生もびっくり顔のまま
動けなくなっている。
もう、正直私やリリカママ、
ナズナママの手に負える
騒ぎではなくなってしまった。
なおも、本当のところは
どうなのかと詰め寄り、
俺が一番だろうと
口々に騒ぐオッサンども。
ケンジ先生
「お父さん方!
奥様もお子さんも
この場にはいるんですよ!?
父親としてレクリエーションに
参加しながら、
何をしているんですか!?
落ち着いてください!」
夫
「お前は黙れ!」
リリカパパ
「お前は黙れ!」
ナズナパパ
「お前は黙れ!」
綺麗に3人の野太い声がハモった。
ここでアンナ先生が限界を迎えた。
アンナ先生
「本当に!だっさ!
いい年こいたオッサンが、
彼氏彼氏って何なの!?きんもー!
誰がお前らみたいな
オッサンを選ぶもんか!」
普段キャピキャピした
アンナ先生とは思えないほどの
荒っぽい口調で、おもわず
私はびくりとしてしまった。