手に持ったグラスを口元に
持っていけないほど震えてる(笑)
ユヅキ
「えぇ!すごい!お姉さん、
警察官なんですね。
カッコイイです!
やっぱり、そういう事も
調べたりするんですね!」
ヤヨイ
「すみません。
ご協力いただけますか?」
ユヅキ
「はい!
そういうことであれば、
何でも聞いてください!」
ヤヨイ
「ありがとうございます。
では、早速ですが…」
身辺調査なんて、管轄によっては
行わない場合もあるみたいだけど、
ドラマや他のメディアの影響で、
疑問が生まれずに、スムーズに
受け入れてくれたみたい。
夫や義母に追求しなくても
不倫相手によって、本人の情報が
どんどん明らかにされていく。
夫
「ッね…姉さん?
何もこんなことしなくても…
いいんじゃない…かな?」
夫が無駄な抵抗を試みるが、
姉は夫の方をチラッと見ただけで
中断はしない。
チラッと夫を見た姉の視線は
軽蔑的なものだった。
ヤヨイ
「ここからは少し
掘り下げた質問になりますが、
ご了承いただけますでしょうか?
弟と交際するきっかけを
教えていただけますか?
場所や状況が重要になります」
ユヅキ
「はい。タカオさんが
お勤めのトレーニングジムで
知り合いました。
マンツーマンのレッスンなので、
お話しする機会が多かったんです」
ヤヨイ
「そうですか。
最初の印象などうかがっても?」
ユヅキ
「そうですね。
とても爽やかで、悩みにも真剣に
向き合ってくれるので、
すごく好感が持てました。」
ヤヨイ
「マンツーマンですと、
プライベートな話題なんかも
お話しされたりしましたか?」