夫
「おい!トウ子!!
もう酔ったのか?飲み過ぎだぞ!
すみません、コイツ酔うと
変なこと言う癖あって…」
ユヅキ母
「あらあら(笑)
お兄さんが取られちゃって
寂しいのかしら?」
私
「あぁ…、
そうかもしれませんね(笑)
ごめんごめん!
さっき結構飲んじゃって
…どうしよう。
また言っちゃいけないこと…とか?
色々口走っちゃうかも?」
私が義母の本音を
チラっと投下したら
不安になったのか義母がソワソワ
落ち着きをなくし始めた。
まだまだ、これからだ!!
私は、酔っ払ってなどいない(笑)
オレンジジュースでは酔わない!
義母
「トウ子…あんた、
酔っぱらってるなら、
早く帰りなさい!ご迷惑でしょ!」
私
「え?まだまだ大丈夫!
ところでユヅキさん?
付き合って1年ともなると、
やっぱり結婚って
意識し出すものですか?」
ユヅキ
「実は…そうなんです。
私は結婚考えてて。
けど、そんな雰囲気にならなくて…
だから、ちょっと
無理矢理なんですけどこの席を
設けさせてもらったんです(笑)」
と、可愛らしいはにかんだ笑顔で
答えてくれた。
なんだか、胸が痛い…
夫の顔色が
どんどん悪くなっている。
自業自得だよ!!
こんなにいい子を騙すなんて!!
私
「お兄ちゃん…最低だね。
本当に最低。
ねぇ?何様なの?」
私の声は、自分でも
聞いたことのないくらい低かった。
夫の顔色がますます青くなり、
再び額に汗がにじんでいた。