モラハラ

産後の私に心無い言葉で追込む夫【8話】

 

「それで手伝ってくれ、

子育てに協力してくれ、

身嗜みに気を遣う余裕が

ないって言われてもw

 

お前の努力が足りないとしか

思えないんだよw

会社の連中だって

そう言ってるぜ?

ダラ奥をもらった俺が可哀想って」

 

とうとう、

涙が出てきてしまった。

 

「あーもー!

泣けば俺が謝るとでも思った?

 

つかさ、言われて

悔しければ

その気持ちをバネにして

ダイエット

してみればいいんだよ!」

 

夫はさも妙案を思いついた!

とばかりに提案して、

そのままお風呂に

入りに行ってしまった。

 

私も自分の手際の悪さ、

不器用さ、時間の使い方の

改善の余地があるとは思う。

 

けれど、どこの家庭も上手く

回っているところは

旦那さんが奥さんを気遣ったり

手伝ったり

している所ばかりだ。

 

どうして私だけ…。

 

そんな気持ちを

抱えているうちに、夫の会社の

 

懇親会がやって来た。

この懇親会は家族や

恋人・婚約者といった

近しい人も呼ぶことができる。

 

正直、私のことを

「ダラ奥」呼ばわりした夫と、

一緒に笑っていたという

夫の同僚と

顔を合わせるのは嫌だった。