モラハラ

離婚届を持った夫がゴミ袋に入れ私の荷物を入れ… 【16話】

 

そして、こう続けた…

 

「階段…か、ら、

突き…落と、され、た」

 

それを聞いた私は、

警察に伝えるから、

意識が無い演技を

していて欲しいと頼み

事が事だけに、

思い切って父に連絡を

入れる決心をした。

父は無鉄砲な私を叱らず、

話を聞いてくれて、

夜遅くだというのに

一刻を争うからと言い、

警察へ相談してくれた。

私は離婚が

ややこしくなると思い、

警察介入の前に

署名と印鑑を貰いたかった。

父に対して外面よく

愛想笑いするユウジを

見た瞬間、つい頭に

血が上ってしまって、

とんだフライングを

してしまった。

頼んで待って貰っていた

周囲にいた警察が、

一斉に飛び出してきた。