私
「二つお隣のお嫁さんは、
お勤め先がお姑さんの病院の隣で
ついでに送ってるだけって
言っていましたよ。
帰りは大雨でもなければ
お姑さんはバスを使って
一人で帰ってきてますよ」
…こんな風に。
でも、これで引き下がらないのが義母だ。
義母
「あー!もー!
ああ言えばこう言う!
イチイチ口答えすることしか
できないのかしら!?
本当に育ちが悪いわね!」
こうやって、
自分の思い通りにならないと
逆ギレをかましてくる。
夫が家にいる時は
ガードしてくれるのだが、
それにも限界がある。
ハッキリ言って、
義母が最大にして
唯一のストレス源だった。
臨月を迎えてお腹が大きくなると、
義母は外見への攻撃を
しつこくするようになっていった。
義母
「本当によくもここまで
肥えられたものよね!
キヌ子さんは姿見を
持っていないのかしら?
こんなに醜い姿で
よく外を歩けたものだわ。
恥ずかしいったらない」
私
「何度も申し上げますが、
お医者様からは
正常だと言われていますよ」
と言っても、聞く耳を持たない。
義母
「はいはい、そーよねー。
言い訳だけは上手なんだから
キヌ子さんは。
大体ねぇ、
あなたの言う医者って男なんでしょ?」