私
「迷惑なのよ!アポなし
訪問は当たり前、
ご飯も食べていくし支払いも
私なんだよ!合鍵の件だって
おかしかったでしょう?
こんな状況で、
なんで私が楽しいと思うの!?」
と、今までの
不満を夫にぶつけた。
ニブチンの夫もさすがに
我に返るかと思ったが、
タクミ
「あいつは俺と兄妹同然に
育った幼馴染なんだぞ!
俺にとってはかけがえのない
相手なんだ!
そんなこともわからないのか!!
トウ子はそんな相手をなんで
大事にできないんだ!!」
私
「私はあなたの妻よ。
妻と幼馴染、常識的に考えて
妻の方を大事に
するものなんじゃない?
あなたは、私があなたと
従兄を天秤に掛けて、
従兄を大事にしても
当然だと言えるのね!?」
と反論しても
タクミ
「うるさい!
お前はいつもいつも、
自分のことばかり言って!
思いやりの
気持ちはないのか!!」
と話にならなかった。
この非論理的な
逆ギレの仕方はおかしい。
アケミが私にマウントを
取る様子にも引っかかる。
うちの夫に限って…
とは思ったものの、
状況を鑑みて疑わざるを得ない。
正面から切り込んでも、
ごまかされるだろうと判断した
私は、興信所に調査依頼をした。
ところが、結果が
届く前にちょっとした騒動に
なってしまった…