モラハラ

余命半年と診断されたのは私だと勘違いした夫の末路【3】

 

黙って全部ひとりで

やったわけではない。

ハイテク家電を購入したり、

どうしても手が届かない部分は

夫のいない時間に

ハウスキーパーさんに

来てもらったりしていたのだ。

幸いなことに

収入は多い方だからね。

これだけではなく、

年若い女性に弱いということも

判明した。飲み歩きが好きで、

色々な飲み屋をフラフラして

そこの女の子とやり取りを

するのが楽しいみたい。

私としては、職場の女性に

セクハラまがいの事をするよりは

マシだと、そういうお店の

女性とのやり取りはギリギリで

セーフ判定だった。

ところが、これに

激怒したのが義母だった。

義母は現在、徒歩5~6分程度の

距離の一軒家に1人で

暮らしている。

数年前に義父が

亡くなった時には、私から

同居を打診した。

(ちなみに私の両親も

結婚して数年で

それぞれ亡くなっている)

ところが

 

義母

「息子の家にいると、

つい口が出ちゃったり、

そのうち甘えが出てしまうわ。

トウ子さんとはずっと

いい関係でいたいのよ。

どうかこのままの距離感で

仲良くしてくれると嬉しいわ」

 

と、やんわりだけれども

キッパリと断られた。

その分、我が家には頻繁に

遊びに来てもらっているし、

私も暇さえあれば義母宅に

ご機嫌伺いに行く。

 

その日も私が

 

 

「明日の帰りは

何時くらいになりそう?」

 

 

と、夫に聞いても

碌に返事もせず、背中を

向けたまま生返事。

だれかとLINEのやり取りを

しているらしい。