年齢にしては主任に
昇進するのも早い方で、
将来はけっこう有望だと
思っていた。
もちろん、結婚を決める
理由はそこだけじゃなくて
シュウジ
「トウ子は
キャリア志向だっけ?
いいと思うよ!!
俺も、どちらかと
言えば…
社会に出て
バリバリ働く
女性のほうが好きだ。
共働き前提で、俺と家庭を
持つことを
考えてくれないか?」
私
「そうね。
仕事に理解があるのは、
私も嬉しいし、
ありがたいと思うよ。
共働きなら、家事は
分担が基本だと思うけど、
シュウジはどう?」
シュウジ
「当然だよ。
しっかり分担して、
将来的に子供が
生まれたら、お互い育児と
仕事を頑張れるように
考えよう」
私
「育児も
分担してくれる?」
シュウジ
「もちろんだ!
俺から頼みたいくらい!」
私が理想としていた共働き
家庭を築くのに、
彼は同じ考えをしていると
確信できたからでもある。
私も、シュウジとなら
きっと良い人生を
歩めると思った。
考えが一致していると
いうのは、とても
大事だと信じていたから。